段ボールの歴史

段ボールはどのような歴史を持っているのかと調べましたら、19世紀にイギリスで開発されたとのことです。
ただし、正確な年は分かりません。
そして、何故段ボールが開発されたのかと言いますと、当時イギリスで流行っていた帽子のシルクハットをかぶる時の汗を吸い取るためでした。
ですから、最初はとても現在のような用途は考え付かなかったのです。
ところが段ボールはその後アメリカで包装用紙として便利だと言うことで使われだしたのです。
これはガラス製品の包装のためでした。
それが日本に伝わり、井上貞治郎と言う人が段ボールと言う呼び名をつけたのです。
19世紀のイギリスは世界中に羽ばたく王国で、圧倒的な経済力と軍事力を持っていましたから、様々な工業的な開発が進んだのです。
そして、1853年にはアメリカのペリー提督が黒船で浦賀に来て、江戸幕府に日本開国をせまりましたから、段ボールの原型が日本に入ってきたのはその後でしょう。
そして、1868年に日本は明治維新で新しい国として出発しました。
さて、井上貞治郎は段ボールの実用新案を取って強固な段ボールの開発に成功したのですが、それは1909年ですから、20世紀に入ってからと言うことになります。
井上貞治郎は日本の段ボールの父と言われていますが、現在日本で有名な紙器会社を設立しています。
井上貞治郎は高等小学校を卒業して、1895年に神戸で働きはじめて、中国料理店やパン屋、石炭屋などの職業を転々としてから、1905年に満州(今の中国)へ旅をしました。
そして、1909年に日本へ戻り、東京で会社を興して国産の段ボール紙を技術的に完成したのです。
ですから段ボールの父と呼ばれているのです。
井上貞治郎は自分の哲学として、金のように固い意思と真心と間(時間)を大切にしたそうです。
つまり固い意志をもって誠心誠意、時間をかけて仕事をするということなのでしょう。
その哲学は今でも井上が創立した会社の社是になっているとのことです。
話は飛びますが、当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったイギリスは現在では経済的にかなりの苦境に立たされていますから1世紀の100年は世界地図を塗り替えるような長い時間だと感じさせられます。
そして、井上が実用新案を取った段ボールもその後の改良で今では様々なものが出ていますから、人間の技術革新の早さには驚かされます。
現在ではプラスチック段ボールなどもありますから、これからも段ボールの歴史は塗り替えられていくのではないでしょうか。
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